◇◆ プリザーブドフラワーとは ◆◇
プリザーブド(preserved)とは、英語で『保存された』という意味。生花に特殊な加工が施されており、水やりの必要もなく枯れることもない、記念品に最適なお花です。
ドライフラワーと違うのは、生花の柔らかさをそのまま保っていること。加工段階で色素を抜いて、様々な色に染め上げるため、生花にもないカラーバリエーションを楽しむこともできます。
◇◆ 保管方法・お手入れについて ◆◇
ヨーロッパで開発されたプリザーブドフラワーには、湿気が大敵!
涼しい気候のヨーロッパでは5年~10年は保つと言われているプリザーブドフラワーですが、高温多湿な夏を迎える日本では、保管場所に気を付ける必要があります。
・高温多湿の場所を避ける
プリザーブドフラワーは高温多湿の場所に置き続けると、花びらが湿気てしまい、着色液が染み出てきてしまったり、ひび割れてしまったりします。なるべく涼しい場所・湿度の低い場所に飾ってあげてください。水が直接かかることも大きなダメージになりますので、キッチンや水回りに置くのはオススメしません…
もし、プリザーブドフラワーが湿気てしまったら、ケースの中など狭い空間にプリザーブドフラワーとシリカゲル(乾燥剤)を入れて、数日乾燥させてあげてください。
・直射日光や強い光を避ける
直射日光やスポットライトなどの強い光を受け続けると、日焼けや色褪せの原因となります。色が変わってしまったプリザーブドフラワーは直すことが難しいです…強い光が差し込む場所は温度も上がりやすいので、避けてあげてください。
・衣類やカーテンなど、布類が触れないようにする
プリザーブドフラワーの色は着色剤によって染色されているため、湿気などで着色剤が染み出た際、衣類やカーテンなどの布類がプリザーブドフラワーに触れていると、色移りしてしまうことがあります。布に移ってしまった着色剤は落ちにくいため、予めご注意ください。
・ホコリをかぶってしまったら…
プリザーブドフラワーにホコリがついてしまったら、チークブラシのような柔らかい毛で優しく、そっと取り払ってあげてください。プリザーブドフラワーの花びらは柔らかく繊細なので、手荒に扱ってしまうとすぐに壊れてしまいます…ドライヤーの弱冷風などでホコリを優しく吹き飛ばすのもオススメです。